今回はパワーサプライについてご紹介したいと思います。
イカイ結論
・交流を直流に変える機器
・電子機器は基本的に直流で使用する為必要
・負荷電流は公式ホームページ等で仕様を確認
パワーサプライとは
パワーサプライとは、交流電源を直流電源に変換する機器です。
電力会社からは交流で電源が供給されています。コンセントとかは交流ですね。
しかし工場で使用されているセンサーやリレー等の電子機器は高電圧による故障、直流による安定性の点で直流24Vが適していると言われています。
制御盤によくパワーサプライが入っていて変換をして使用していると思います。
電気図面にはPSとかと記載されている事が多いですね。「Power Supply」の略ですね。
端子、本体表記
これがパワーサプライ本体ですが、上部が電源側・下部が負荷側になります。
上部の電源側にINPUTの表記
つまり交流電源を繋げる側です。という事です。
その横にAC100~240Vと書いてあるので表記の交流電圧を接続しなければなりません。
下部の負荷側にOUTPUTの表記
つまり交流電源から直流電源に変換した電源を流すよ。という事です。
その下にDC24Vと書いてあるので表記の直流電圧が流れますよ。という事です。これなら直流24Vですね。
選定方法
パワーサプライを選定するには
・入力電源
・出力電源
・容量
から選定する必要があります。
入力電源は、供給する電源圧を選んでください。家庭用コンセントならAC100V
出力電源は、使用したい電子機器に合わせた電源圧を選んでください。
容量は、直流に変換した先の負荷が合計どれくらい容量あるか計算しなければなりません。
この式で計算する事が出来ます。
P=V×I[kw]
電力(容量)=電圧×電流
Pを求めれば容量を選定する事が出来ます。
Vは電圧なので直流24Vなら24Vとなります。
Iは電流なので負荷それぞれの負荷電流を調べないといけまんのでホームページ等で仕様を確認してください。その合計を計算します。
そうするとP=容量がわかるのでそれより高い容量の選定をすればよいです。
また準備が出来ましたら詳しく紹介したいと思います。
まとめ
リレーやタイマー、センサー等を使用した有接点シーケンスなどの作成にパワーサプライは必ず必要になってきます。
私も作成する際に容量の調べ方がわからず止まってしまった経験があります。
そういう方に参考になれば幸いです。
作成するには必要な機器なので、廃棄予定の機械に付いてないか確認してみてあれば部品取りするといいと思います。
全て部品を集めて回路を作成すると費用がそれなりにかかりパワーサプライはかなりの割合を占めている為、中古ですが持っているだけでコストが減り上司の方にも他の部品の購入の許可がおりやすいのではないでしょうか。
なかなか新品の予備品で試作をするのもためらうと思いますので中古を使用して試作してみると良いと思います。
では今日はこのあたりで。
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