端子台への正しい配線接続方法を写真や図でわかりやすく解説

今回は、端子台への正しい配線接続方法について紹介したいと思います。

接続方法を誤ると事故が起こってしまう危険性もあるので正しい接続方法が求められます。

初めて配線を行う際は、接続方法に不安がある方もいると思います。

そんな方へ参考になれば嬉しいです。

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目次

イカイ結論

1つの端子に3本以上は接続しない様にしましょう

2本接続する時は、電線の向きに気を付けましょう

ネジ締めはしっかり行いましょう

 

端子台への配線接続方法を解説

配線接続作業は電気を扱うにおいて避けては通れません。

配線するには電線に圧着端子を取り付けて端子台や機器に接続します。

今回は端子台への接続方法を解説しますが注意点や接続方法は機器も同様ですので参考にしてください。

今回はオムロンの端子台を使用いたします。(リレーが取り付けてあります)

ここでは端子台と説明していますが

オムロンのホームページには共用ソケットという名称で取り扱っているので
調べる際は「オムロン 共用ソケット」で検索をかけてみてください。

正しい接続方法

それではまずは正しい接続方法について紹介します。

1本の場合

これは電線に圧着端子を接続した状態です。
電線を圧着する部分がある為
圧着端子の上は段差があり
下はフラットになっています。


図で表すとこの状態になります。


上か見た時
横から見た時

制御盤内を開けて端子台をみてみてください。この向きで接続されていると思います。

端子台に接続する時は、フラット側を下にして接続しましょう!

2本の場合

1つの端子台に電線を2本接続したい時はどうすればよいでしょうか。

解説していきます。

1つの端子台に2本接続したい場合は
この様にお互いのフラット側を合わせる様に
接続します。


図で解説

互いのフラット側を合わせた方が
綺麗なおさまり方しますよね。

実際の接続写真

右図が1つの端子台に
2本接続する際の注意事項です。

2本接続する時は、フラット側同士を合わせて接続しましょう!

 

誤った接続方法

次に誤った接続方法について紹介します。

同じ向きでフラット側が合わさっていないのはNG
誤った接続例1
誤った接続例1図
誤った接続例2図

この様な接続方法だと圧着端子同士に隙間が出来てしまい端子台に固定する際にネジが隙間分、十分に締まらない為
緩みやすくなったり接触面積が少なくなってしまうので危険性が増してしまいます。

1つの端子台に3本接続するのはNG
誤った接続例3
誤った接続例3図

これも前述と同様で3本接続している為2本よりもっとネジを締める事が出来ないので
外れてしまう可能性があり大変危険です。

2本接続する時は、フラット側同士を合わせて3本以上の接続はやめましょう!

 

最後に

今回は、端子台への正しい配線接続方法を紹介しました。

実際誤った接続方法の例で接続しようとするとやりづらい為正しい接続方法で接続しなおす方もいると思いますが
「締まればいいだろう」で誤った接続方法をしてしまう方もいると思います。

接地面積が少なかったり不均一になっていると電流が流れた際に、発熱し損傷する為とても危険です。

そういう接続方法をしている現場があれば未然に異常を防ぎましょう。

では今日はこのあたりで。

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